おいでおいで~~♪♪♪ Ⅲ    

予告編
おいでおいで~~♪♪♪ Ⅰ
おいでおいで~~♪♪♪ Ⅱ


歴史大好き小麦、 あの「アポロンの信託」のデルフィだ~~~!! テンション上がります~~(*^-゚)vィェィ♪
遺跡も良いけど景色も素晴らしかったです~♪

普段 山の風景を見慣れてないせいか、山の自然な風景というだけでもテンション上がっちゃいます♪♪♪
遺跡も良いけど自然も素晴らしい♪
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この地は神話や伝説の世界にその起源を持ちます
ミケーネ時代の紀元前12世紀から神を祀る場所だったそうです
紀元前1000年頃は、大地の女神ガイアとその娘テミス礼拝の地

その後、ゼウスの息子アポロンが、生後4日後にデルフィに出かけ
母レトを苦しめたガイアの息子 大蛇のピュトーン神を矢で殺してしまう

このガイアの息子に代わって、アポロンがピュトーン神となり
巫女ピューティアの体を借りて君臨し神託を授かったという

世界文化遺産デルフィ遺跡
2500mあるパルナッソス山の麓600m辺りにあった
古代ギリシアの都市国家(ポリス)紀元前6世紀頃が全盛期
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何が凄いって現代でもこんな山の斜面に 巨大な石で神殿や宝庫を建てるのは困難だったでしょうに 
紀元前という時代に 建てちゃっていること!!

山の斜面にある、と言う事は坂道 階段(´`)=3
「お勉強して頭を使ったから 今度は身体を使えって事ね」

デルフィの想像復元図
復元図通りのものを 実際見たいと思わせる建築物ばかりです
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アポロン神殿
デルフィ遺跡の中心であるアポロン神殿
古代世界では世界の中心と考えられていた地です
数本の柱しか残ってないですが、長さ60m、幅23m、38本柱の大きさの神殿でした
現存するのは、紀元前370年頃のものとか
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アポロン神託(神のお告げ)が行われ、国家の指導者が国の大事な決定をしてたといいます
国の指導者のみならず、一般人も信託を受けに来ていたようです
巫女から信託を受ける様子 
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信託を伺う者は、特別な税を払い、身を清め、貢物を捧げます
巫女ピュティアは、カステリアの泉から湧き出る水で身を清めてから
アポロン神殿の内室奥のアディトンと呼ばれる聖なる場所に入り
聖なる泉の水を飲んで、月桂樹の葉を噛み
大地から噴出する霊気を吸い込んで憑依状態になって信託を告げました

巫女の口から通して授けられる神のお告げは、神官によって解釈され、人々に伝えられました
神のお告げは、曖昧であり、どのようにも解釈できました
それによって、信託の権威が失われることはありませんでした
信託を求めて、各地から人々が集まるデルフィ情報センターのような場所でもあったのでしょう
情報を活用することによって、ますます名声を高めることになったのだそうです

信託は神の意志として人々に尊重され政策の決定に影響したので
中には賄賂を送って、神託を都合良く変えさせる者もいたとか
古代にも「おぬしも悪よのう~」という越〇屋みたいな者が居たんだ^^;

そうした人達が各都市国家からやってくるので、宝庫は貢物でいっぱいだったのでしょうね

生贄も捧げたそう
「若い綺麗な娘とか、、、」
「いやぁん この時代に生まれてなくて良かったぁ」
「そんな心配無用じゃ!!」
「だね」(≧▽≦;)

この地は地下から微量な有毒ガスが発生していた形跡があるそうです
有毒ガスを吸い込んでトランス状態になった巫女が 訳の分らないことを言う
それを神官が適当に解釈して伝えていた、、、、まぁ、、、そんなところでしょうねぇ^^;

色々説明を聞いたり読んだりして、、、、
神様のお告げ!古代人が信じてしまうのも納得、、、、

神託は、ビザンティン帝国テオドシウス帝によって閉鎖される381年までやってたそうです


古代世界でデルフィは、ギリシャはもとより世界の中心「へそ」
「オンファロス」と呼ばれていた
古代、ギリシャ人は、地球は平らで円盤状のものであると信じ
ギリシャはその中央であり、その中心はデルフィにあると考えたのです

世界のヘソ、オンファロス 
アポロン神殿に安置されていました
釣鐘型をした世界の中心の象徴である「大地のへその石」 此れはレプリカ
「へそ」ってことになると、、、、どう見ても、、、、出ベソなんですけどぉ~(笑)
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本物のへその石はデルフィ博物館でその姿を見ることができます
、、、、って、レプリカと全然違うじゃん!
外に置かれているレプリカは 観光客が触ったりして ツルツルになったかも知れませんけど
それにしても違いすぎません?
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デルフィの遺跡は、信じられないほど巨大な石で作られています
山の斜面にへばりつく この地に どうやって神殿や宝庫を建てることができたのか?
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巨石はこの山で採れるものでは有りません
湾まで船で運び、そこから山の斜面を人力で運んで建てたのです
それを可能にしてしまうほど、古代の人々は神託の力を信じていたのかもしれません
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遺跡自体の保存状態はそんなに良くないけど、当時の道がそのまま観光ルートとなっています
古代人の歩いた道を歩いてみましょう
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柱の立っている この辺りは、まだ神域ではなく 門前市のあった通り
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レンガの積まれた場所がお店だったようです、どんな品物が並んでいたのでしょうね
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「そこの お姉さん ケバブにするのに良い肉があるわよ、見て行って~」
「家には食べ盛りが居るのよ~、今夜のおかずにケバブも良いわね」
「うちの亭主が狩りで獲って来たのよ、2キロ買ってくれたら3キロ おまけするわよ!」 ←太っ腹なおばちゃんだ(笑)

「あら?隣の店からミントの良い香りがするじゃない?」
「お姉さん!! このミントで ほうれん草のパイを焼いてみてよ! 間違いなくホッペが落ちるわよ!」
「そうねぇ、、、2束 頂くから 3束おまけしてよね」 ←オイオイ お姉さんも言うね~(笑)

今回は止めようと思っていたのに妄想劇場 入ります~(-。-;)ォィォィ

門前市を抜けて 神域に入ると、そこから つづらに折り返しながらアポロン神殿へと 登る道

はぁ、、、この石段をマッチョな古代人が駆け上がって行く~~~~ ←いい加減にせい!!!
デルフィー博物館で色々な展示品を見てから遺跡に来たので
石段とか円柱とか遺跡の写真を撮りながら小麦の脳内では妄想劇場エンドレスリピート(笑)
おっと! 此処は神域だ!!
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足元は古い大理石で 紀元前の巡礼者や 現代の観光客の往来で磨耗していて 滑ること滑ること
もし 雨だったら危険この上ないですよ 本当に晴れてて良かった!!


いたるところに水路跡も見ることが出来ます
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青銅の御者が発掘されたのが此の辺り、、、、
円柱を発掘しているとき 脇の道から偶然発掘されたそうですよ
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宝庫
貢物が納められていたのですね~ 
そんなに大きくないですが 所々に何棟も建っていたみたいです
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陽射しも強くなり コートを脱ぎ ショールも取り まだ歩き初めて間がないのに既にヘロヘロ~(≧▽≦;)
は~い、宝庫の脇を頑張って登って行きましょうね~ 
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空から小麦に声が掛かる、、、、
がんばれよ~~~!!!
ん??? 神か!!?!!
いかん いかん 目くるめく妄想が見えて来そうです~(笑)


これこれ、この柱の上に博物館で見た 
スフィンクスが乗っていた円柱
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    復元図だと 対だったみたいですね
あッ! 違うね 向きを変えて描いてあるんだ^^;
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インカの石組、、、、程では無いですが、石垣が綺麗~
様々な形の石が、上手く組み合わさっています
古代人の技術 素晴らしい!! 
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壁には字がびっしり書き込まれています
奴隷の解放証明が無数に刻まれた神殿の壁とか、、、
お告げが書いてあるとか、新聞的な役割だったとか、、、、、
2000年も前の文字がハッキリ読める!!! えぇ~っと何て書いてあるの(-。-;)ォィォィ
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上方にある 円形劇場とスタジアムまで行ってみましょう
結構 急な坂道を登らなければなりませんが、この日の為に腰も膝もサポーターでガードしてます^^;

岩盤を削って作られた5000人収容の劇場、保存状態の良い大理石の観客席
5000人収容って結構なキャパの劇場ですよね
と言う事は、、、少なくともそれ以上の人数がこの地に住んでいたのかしら?
世界の中心地ですから、人口が多くても おかしくないですけど
それでもこんな山奥でって、、、考えると凄いと思ってしまいますね
現在も夏には公演が行われているそうです、 まさか真っ昼間じゃないよね? 炎天下では暑すぎるでしょ?
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古代スタジアム
古代劇場からは坂を10分ほど登ったところ、遺跡の一番奥にあります
競技場での競技は、各都市国家の威信をかけての大会になっていたので
選手は事前に練習を重ねるため、競技場の近くに訓練場も設けられていました
競技大会での優勝者は、所属の都市国家では特別な待遇を受ける名誉あるものでした
各都市国家も競技大会を重視しており
たとえ戦争中であっても戦争を一時中断して競技会に選手を送り込んだというのです

トラックの長さは178m、幅は26mあり、スタートとゴールも石板が両端にあります
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よーいドン!!! 100m 9秒8・・・・・ 世界記録~~~~~(*^-゚)vィェィ♪
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上からの眺めも素晴らしい~ 
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デルフィ博物館と遺跡
出発前 現地ツアーの良いのがなければ自力でも行く気満々だった私達
そんな時の為に デルフィー遺跡のマップもプリントして持って行きました
結果 現地OPで行きましたが、遺跡や博物館は現地ガイドさんが居てくれると より深く知ることが出来ますよね
此のマップもガイドさんの説明を聞く時や
歩きながら「今 此処だよね?」と確認したり出来て 大いに役立ちましたね~ 
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アポロンの神託の地、デルフィー 
必ず行きたいと思っていた場所で
楽しく充実した妄想時間を過ごすことができました ← コレッ! 違うでしょ!!(-。-;)ォィォィ

此の日はデルフィー泊 
早起きして朝飯前に一仕事じゃなくって(笑)  デルフィーの町を散策しますよ~♪♪♪

by comuginet | 2015-04-02 07:00 | ★旅行

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